【地球と月の新月との不思議な関係とは】
ヨーロッパ中部に位置する森の国、オーストリアでは、
古くから"月齢が新月に向かう時に伐った木は、10倍長もちするし虫もつかない"という伝説があります。
近年オーストリアの研究機関でも科学的に究明が進み、今では地元では"新月の木"が価値あるものとされています。
また、オーストリア・チロル地方にはアルプスの豊かな森に囲まれたた木の文化があり、
その代表的なものとしては、木造住宅シャレーやアルペンホルン、バイオリンの名器ストラディバリウスなどの木製絃楽器があります。
そのすばらしい音色の発生する理由
それは"新月の木という伐採法"から生まれたと言われています。
【新月の木とは】
真冬の厳寒期、新月の時期に木を伐採し葉っぱのついたままの乾燥を行うことにより、
ほかの時期に切った木よりも虫などにも強くカビや割れなども発生しにくく、
アトピーなども発生しない健康的で丈夫な木になるということがあります。
よって新月伐採の木で作られた家は防腐材や塗装などの処理をしなくても
その効果でシックハウス症候群などに有効な健康住宅ということとなるわけです。
日本でも奈良県の吉野地方では、旧暦の1日新月の日前に伐採した木は持ちが良いといわれています。
古代の建築として名高い法隆寺の柱などにも、新月の木が使われたといわれる説もあります。
以上のことから、北欧などで伐採された木材は新月と同じ様な気候風土から木材の年輪が緻密でかつ、
新月伐採と同じようにカビや割れなどにも大変強い木材であることが実証されています。
現在日本では、新築や新しくリフォームされた住まいで「シックハウス症候群」などのため、多数の健康被害が発生している。
ホームページからの多くのお問い合わせなど拝見していると、お客様がその対応で苦慮される様子がわかる。
シックハウスに関しては原因はいろいろありますが、
ひとつには昔からの建築資材を使わなくなった現代建築にあるといえる。
国でも建材VOCの低減や換気設備などその対策は行っているが、まだ完璧なものとはいえない。
現在の新建材などではVOCなどの低減は可能でも、天然木材のように完全除去は無理なのである。
また、コスト面からあるいは生産性や流通の問題で未だに塩ビシートなどを使った建材が多いのも事実である。
また木材にしても、前述のような新月伐採でなく、いつでも大量に伐採される木材の増加もある。
そのほかにも家電や家具に含まれる防腐剤や接着剤などの化学物質が増えているのも見落とせない。
人間が安心して普通に暮らせる住まいをつくることが何より重要な課題となっている。
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